●週末は前線北上鈍く 瀬戸内側で少しにわか雨がある程度と天気の崩れは小さめに
●マリアナ諸島付近で発生した台風21号が 来週前半に沖縄の南へ その後は本州に迫る進路を取る可能性も
●県内は週明け月曜日は雨傘活躍 来週後半ほど台風の動向により見通しが変わる可能性も
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きょう25日(金)の県内は、朝はスカッと晴れていましたが、午後ほど薄雲が増える空となってきました。九州の南に横たわる前線の雲の一部が、少し県内にかかり始めたためです。
この前線が週末はやや北上して県内に近づくものの、最新の予測データでは、当初の予想より雨雲の北上の大部分は九州、四国止まりとなり、26日(土)は、県内では瀬戸内側でわずかに雨雲がかかる程度にとどまる予想に。
27日(日)は、日中は大きな崩れはなく、比較的明るい空の時間もある見通しとなってきました。週末、選挙の投票を済ませて、秋のお出かけなど楽しんで頂ければ、と思います。
一方で週明け月曜日は、ややしっかり天気が崩れることになりそうです。
また、前線の南には台風20号、そして今朝、熱帯低気圧が台風21号に発達してきました。20号は、今後も西に進んで日本への影響はありませんが、21号は、来週前半頃にかけて暴風域を伴う勢力となって沖縄の南の海上へ進む予想…
その後、まだ予測のばらつきがかなりある状況ですが、来週後半、11月に入る頃あたりで、本州に迫る可能性を示すデータも一部にみられます。場合によっては、異例の11月に日本接近の台風となるかも、ということは頭の片隅に置き、今後も最新情報に、ご注意下さい。
※もし本土(北海道、本州、四国、九州)に11月に台風が接近すると、1990年11月30日に和歌山県白浜町の南に上陸した台風28号以来、34年ぶりとなります。
あす26日(土)は、全般に曇りがちの天気が続きますが、九州、四国が近い瀬戸内側のエリアほど、日中は弱い雨となる時間もあるでしょう。ただし降る時間は短めで、降る量もわずかにとどまる見込みです。お出かけの際は、折りたたみ傘を用意しておけば十分しのげそうです。朝の冷え込みは弱い一方、昼間の気温上昇は少し鈍く、寒暖差は小さめとなるでしょう。
あさって27日(日)も曇りがちの天気が続きますが、日中は雲が薄れて日が差す可能性もあるくらいとなりそうです。少しでも日が差すと、空気はムシムシしてくるでしょう。一方で夜からは、天気下り坂となります。
週明け月曜日は大きめの雨傘が活躍。その後も、前線の影響を受けやすく、なかなか秋本番らしくスカッと晴れない日々が、しばらく続きそうです。また台風21号の動向により、来週後半ほど、空模様の見通しがガラッと変わってくる可能性もあるため、日々、より新しい予報の確認も、お願いします。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)