使えなくなった消防用ホースを日用品に作り直す取り組みが山口市の就労支援事業所で行われています。
不要となった消防用のホースが「火の用心」と書かれたペンケースに生まれ変わります。
10月16日、山口市の就労継続支援施設「心の里 あらいぶ」で、就労者と市の消防職員がペンケース作りに取り組みました。
山口市消防本部によりますと、市内では年間に100本程度の消防用ホースが劣化などの理由で使えなくなっているということで、山口市消防本部ではことし4月から再利用を考えるプロジェクトを立ち上げ、日用品の制作などに取り組んでいます。
その取り組みを知った「心の里あらいぶ」からプロジェクトへの参加を希望する申し出があり、10月からペンケース作りを行っています。
(心の里あらいぶ 管理者・本郷伊吹さん)
「もの作りが好きな方が多くおられたのでSDGs×福祉でいい影響が相互にあるのでは」
(山口市消防本部・持光啓弘消防指令)
「(ペンケースを通じて)消防職員になりたいとか自分たちでできる火災予防に繋がれば」
制作したペンケースは今後、消防のイベントなどで配布される予定だということです。
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