炭鉱の入り口が見つかった宇部市の旧長生炭鉱に26日、遺族らが訪れ、追悼集会が行われました。
82年前に水没事故が起きた旧長生炭鉱では海底に残された犠牲者の遺骨収集に向けて市民団体が掘削工事を行っていて、先月、坑道の入り口「坑口」を見つけました。
犠牲者は183人でそのうち7割は朝鮮半島出身者です。日本と韓国の遺族らが坑口の前で祈りを捧げました。
市民団体は今後坑道への潜水調査を行い、遺骨を遺族らに届けようとしています。
(市民団体 井上洋子共同代表)
「82年間閉ざされていた闇に光を届けることができました。あの水の向こうに助けを待っている犠牲者たちが必ずいらっしゃいます」
潜水調査は今月29日に行われます。