岩国市の特産「岸根(がんね)ぐり」の出荷が始まりました。
ことしは夏の猛暑だけでなくクマによる影響も出ているということです。
29日は地元の児童も参加し「岸根ぐり」の出荷式が開かれました。
「岸根ぐり」は岩国市美和町特産の大粒のクリで、1粒が30グラムほど。
大きいものでは50グラムを超えるものもあります。
ことしは夏の猛暑や7月中旬から8月にかけて少雨となったことから、例年より生産量が減少。
さらに、周辺でクマの目撃が相次いだことから収穫量にも影響が出ているといいます。
「クリの木に登って枝を折ったり、なっているのをクマが食べるクマが怖いからクリ農家の方が山に入りにくい。」
このため、ことしの出荷量は過去最低となった去年の6トンを大幅に下回る3.5トン程度となるとなる見込みです。
(子どもたち)「チョコよりも甘い」
ただ、味については例年に劣らず甘くてまろやかということです。
(県農協岩国統括本部 くり部会 秋本收二 部会長)「私は世界的に有名な栗・マロンだと思います。焼き栗や栗ご飯にすると非常にいいと思います。」
29日は530kgが京都や福岡などの市場に出荷されました。
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