今月(10月)23日から行われている日米合同演習「キーン・ソード」の一部が、アメリカ軍岩国基地で報道機関に公開されました。(29日)訓練は、海上自衛隊がアメリカ軍の施設で弾薬を積み込むというもの、アメリカ軍と自衛隊の一体化が進んでいます。
海上自衛隊の護衛艦「いなづま」、きょう午前、岩国基地に入港しました。
訓練の想定は、広島・江田島にある弾薬整備補給所が攻撃を受け使えなくなったというもの…。代わりにアメリカ軍基地で魚雷を搭載します。
魚雷を格納する容器を自衛隊が陸路で江田島から岩国に運び、アメリカ軍がクレーンを使って「いなづま」に搭載しました。
きょう使われた容器に実弾は入っていませんが、まさに「有事」を想定した日米合同の訓練です。
(米軍岩国基地・ラスノック司令官)
「我々の目標は、同盟が絶対的にシームレスになるよう、その能力を高めることだ」
(大坪記者)
「岩国基地で行われているのは有事を想定した大規模演習。アメリカ軍に加え、陸上自衛隊の隊員も駆け付け、合同で港湾施設の警備にあたっている」
来月(11月)1日までの演習期間中、岩国基地には陸上自衛隊が展開し、基地の警備や滑走路復旧の訓練が行われます。
さらに、航空自衛隊三沢基地のF35Aステルス戦闘機6機なども展開し、アメリカ軍岩国基地の戦闘機と対艦攻撃訓練を行うなど、大規模な演習となっています。
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