●連休明けから 大陸に控える晩秋の空気が徐々に南下
●山口県はグッと冷え込む日もあるなど 晩秋らしい肌寒さの日々に
●山口県は山間部で紅葉の色付きが始まる…今後は冷え込みで紅葉加速に期待
==========
3連休の県内は、2日(土)は異例の大雨に見舞われたものの、3日(日)~4日(月・振休)と日ざしたっぷりの行楽日和に恵まれました。4日(月・振休)の気圧配置を見ていくと、県内付近は晴天のエリアでしたが、北日本を低気圧や前線の雲が通過中。そして前線の北側に、よりヒンヤリの晩秋の空気が控えている状況です。
低気圧や前線はこのまま東に進み、特に県内の空模様には大きな影響はなさそうですが、前線が東に去っていくとともに、北からの晩秋の空気が、だんだん日本列島に下りてくることになりそうです。
今週は、この先しばらく晴れたり曇ったりの日々ですが、注目なのが気温変化…最高気温でも20度に届かない日が出てきたり、朝晩は市街地でも1桁の気温と、グッと冷え込む日も出てきます。
この気温変化に合わせて晩秋らしい装いなどを心がけて、何より風邪を引いたりしないよう気を付けて頂きたいと思います。一方で、この冷え込みでこれから県内でも紅葉が順調に進むことにもなりそうです。
県内では現在、寂地峡など標高が高い所で紅葉の色付きが始まっていますが、今後の冷え込みでの色付き加速に期待したいものです。
なお、きょう、フィリピンの東で台風22号が発生しました。この台風は、目先は沖縄の南の海上へ進むものの、先日の21号よりは台湾の南を西へ進んでいく予想で、西日本への直接の影響はなさそうです。
あす5日(火)の県内は気圧の谷の影響で、やや雲が目立つ空となりそうですが、時々晴れ間もある明るめの曇り空。ただし夜は日本海側沿岸部で、少し通り雨の所もあるかもしれません。最高気温は20度ちょっとにとどまり、北風のヒンヤリ感が徐々に増してきます。
今週は金曜日頃にかけて、しばらくは晴れたり曇ったりですが、大陸からの冷たい空気の流れ込みで、最高気温で20度に届かない日や、朝晩は市街地で1桁となる日もあるなど、晩秋らしい肌寒さになってきそうです。週末は日本の南から広がる雨雲により雲が増え、県内に雨雲が届くか少々微妙ですが、少し弱い雨が降る時間もあるかもしれません。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)