●寒気流入が続く県内…あす7日(木)も上着等が欠かせない肌寒さ
●今週の中で一番冷え込むのは8日(金)の朝 山間部では早霜注意の所も
●週末は雲増加も 寒気は北に退き冷え込みは和らぐ傾向
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きょう6日(水)の山口県は、冷たい北寄りの風が吹くとともに秋の深まりを実感する空気の冷たさとなってきました。また、当初見込んだより、度々にわか雨が続いた所が多くなりました。上空に冷たい空気…寒気が流れ込んできたことにより、大気の状態が不安定になって細かな雨雲が発生しやすくなる、「時雨(しぐれ)」という現象です。
寒気の流れ込みは、もうしばらく続くことで、あす7日(木)は朝にかけては、まだ日本海側中心に時折、時雨模様の所がありそうです。日中は高気圧に覆われ、次第に日本海側も含めて晴れ間が多くなりそうですが…
流れ込んできた寒気によって、空気の冷たさは、もう一段階、増していき、最低気温は市街地でも1桁の所もあるほか、日中は、日差しが届いても最高気温は18度前後に止まります。
あす7日(木)は二十四節気の「立冬」…暦の上では冬に入ります。冬の寒さには、まだまだですが、冬に一歩近づく空気の冷たさ、とは言えるところでしょうか。暖かな装いの心がけや、少しずつ、いろんな冬支度も進めていきたいところです。
なお、あす7日(木)も冷えますが、今週の中で一番冷え込むのは、あさって8日(金)の朝で、夜中の晴天で放射冷却の影響が一段と強まることにより、ここでは特に、山間部中心に農作物では早霜への注意も必要になる、とみています。
あす7日(木)の県内は、朝にかけては、日本海沿岸部で、わずかに時雨模様のにわか雨の可能性があり、そのほかの所も雲多めの空模様となりそうですが、日中は各地で日ざし十分の空模様となるでしょう。
二十四節気の「立冬」らしく、朝は冷え込みが強く、昼間も上着必須の肌寒さが続きそうです。
あさって8日(金)は放射冷却の影響で、朝の冷え込みが一段と強まり、山間部では霜が降りる可能性もあるため、農作物の管理など注意が必要です。
空模様は、金曜日はおおむね晴れますが、週末は日本の南を進む低気圧の影響で県内でも雲が多くなる予想。日曜日中心に、わずかに雨が降る所があるかもしれません。ただし寒気は北に退いていき、週末からは冷え込みは和らいでいく見通しです。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)