会社事務所にFAXで融資の案内が届き、融資を希望した下関市の自営業の60代男性が着手金として現金27万円を振り込み、だまし取られる被害にあったことがわかりました。
被害にあったのは下関市の自営業の60代男性です。
長府警察署によりますと、10月8日、60代男性が経営する会社事務所にFAXで融資の案内が届き、男性は融資を希望する記載をして返信しました。
すると後日、融資の案内を出した会社の社員を名乗る男から電話があり、
「審査が通りました」、
「融資するための着手金を払ってください」、
「着手金は27万円になります」などと言われ、
話を信じた男性は10月16日、指定された銀行口座に現金27万円を振り込み、だまし取られたということです。
男性は、融資がなかなか行われず、着手金の返金を求めましたが、相手と連絡が取れなくなり、詐欺と気づいたということです。
警察は、融資を受ける際は、相手が正規の事業者か確認すること、また、融資を受ける前に相手から事務手数料や保証金が必要と言われ、現金を振り込むよう指示された際は、詐欺を疑うことなど注意を呼びかけています。