●あす12日(火)にかけて県内は安定した晴天 朝は濃霧発生の可能性 昼は気温20度超の暖かさ
●木曜にかけて晴天が続き 昼間は10月中旬並みの暖かな日々 紅葉の色づきはゆっくりに
●金~土曜はぐずつく天気 来週は晩秋らしい肌寒さに
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きょう11日(月)、明け方から、気象衛星ひまわり9号の画像が表示できないトラブルが発生し、気象庁のホームページのほか、民間気象会社や放送局に配信のデータにも乱れが発生しました。観測機器の不具合が原因とみられています。KRYアプリなどでご覧いただける衛星画像のデータの更新なども止まっています。
きょう11日(月)午後になると、徐々に正常なデータが配信され始めていますが、気象庁からの完全復旧のお知らせまで、今しばらくは、情報をご覧になる際は、十分ご注意下さい。
※追記…気象庁は、気象衛星の観測障害が午後6時頃に復旧した、と発表しました。「赤外画像」を観測する機器の温度上昇が不具合の原因であることが判明し、観測する機器を冷却し、温度を下げる対応を行うことで観測データに問題がないことが確認された、ということです。
なお、気象衛星の観測は南の海の、台風の様子や強さなどの把握に特に重要なものとなっています。
そして今、日本の南海上は台風ラッシュとなっているため、気象衛星での観測は重要度が一段と増してきている状況です。9日(土)に台風23号、24号が立て続けに発生し、先週に発生した22号と合わせて3個、同時に発生中。さらに台風に発達の可能性がある熱帯低気圧も発生中です。
22号は間もなく衰弱へ。23号、24号は、西へ西へと進み、日本には特に影響ない予想ですが、台風に発達見込みの熱帯低気圧は、今週末頃で台湾の南から進行方向を変えて沖縄方面に進む可能性があり、日本列島に多少の影響も出てくる可能性があります。このあとの気象衛星の観測が途切れないことを願いながら、今後の台風の動向にはしっかり注目しておきたいところです。
県内は、12日(火)にかけて、穏やかな晴天が続きます。ほとんど雲のない快晴の時間もあるでしょう。あす朝は、今朝よりやや冷え込み、内陸・山間部は気温が1桁の所もあり、少々冷え込むことにより、濃い霧での視界不良に、車の運転など注意が必要です。日中の気温は広く20度を超えて、昼間は日ざしが心地よい陽気になりそうです。
今週、木曜日の日中にかけては、おおむね晴れの天気が続き、連日、日中の気温は20度を超え、11月半ばですが10月中旬並みくらいの暖かな日々…今しばらくは紅葉の色づきはゆっくりとなりそうです。金曜日、土曜日は気圧の谷や前線通過で降ったり止んだりのぐずつく天気となり、その後、来週は晩秋らしい肌寒さになってくる、とみています。
(KRY気象予報士 山本昇治)