視覚障害への理解を深めようと宇部市の小学生が11日、「盲導犬」について学びました。
万倉小学校にやってきたのは盲導犬の「アクア」です。
中・四国地方で唯一の盲導犬養成施設、島根あさひ訓練センターは毎年小学校などで盲導犬の役割を子供たちに教えています。
(島根あさひ訓練センター 原水穂さん)
「“曲がり角”と“段差”と“障害物”。この3つを教えるのが盲導犬のお仕事です」
どのように「段差」があることを伝えるのか、学校の階段を使ってみました。
「ストレートゴー。上りの段差を見つけると一段目に前足をかけて止まります。確認ができたら一緒に上ります」
また、犬の胸に固定された「ハーネス」を通して盲導犬の動きを感じ取っていることも学びました。講師の原さんは盲導犬を見かけたときは触れたり見つめたりせず、視覚障害者への声かけをしてほしいと話しました。
(児童)
「とても賢いなと思いました。挨拶だけでも声をかけられるようにしたいです」
県内では現在、16匹の盲導犬が活躍しています。
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