●日本の南で台風ラッシュ 一時台風が4個同時存在で11月の観測史上初の出来事に
●台風25号が週末にかけて沖縄付近に進む可能性 今後の動向注意 さらに24号が25号の後を追う動きの可能性も
●山口県は水~木曜と天気安定続く 金曜~週末は気圧の谷や前線の影響でぐずつく天気に
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きょう12日(火)の山口県は、日中は高気圧に覆われて、広く最高気温は20度を超え、日ざしの暖かな陽気でした。例年なら、この時期は最高気温が20度に届かなくなる頃ですが、季節の歩みは足踏み状態、という状況です。
そんな中、日本の南では、まだ夏の雰囲気…台風ラッシュとなっていて、今朝、台風25号が発生し、一時、台風が同時に4個も存在する状況となりました。4個の台風が同時に存在するのは2017年7月以来7年ぶりで、11月としては統計開始以来初の出来事にもなりました。
22号は、きょう12日(火)午後3時に熱帯低気圧に衰弱しました。23号も、今後、数日のうちに勢力を落とす予想ですが、今朝発生した25号は、今後、金曜日頃で台湾の南に。そして週末にかけて沖縄方面に向かう可能性が高まっていて、その後、日本列島にも湿った空気の流れ込みなど、多少の影響があるかもしれません。
また、24号が、25号の後を追う進路を取る可能性もありますので、今しばらく、台風の動きには念のため注意しておきましょう。
県内付近では、目先、あす13日(水)、あさって14日(木)は高気圧に覆われ、安定した天気が続きますが、金曜日から週末は、気圧の谷や前線の影響で時折、雨傘の出番がある、スッキリしない天気を見込んでいます。ただし、まだ、しばらくは南の空気が優勢で、週末にかけては引き続き、日中の気温は20度以上、と季節の歩みは足踏み状態が続きそうです。
あす13日(水)の県内は引き続き天気は安定。午前は少し雲が浮かぶ所もありますが、午後は快晴の時間も多いでしょう。朝は少々空気ヒンヤリの所が多くなることで、山間部中心に所々濃霧発生の心配があり、車の運転など注意が必要ですが、日中の気温は20度前後までは上がって、昼間は過ごしやすい陽気になりそうです。
あさって14日(木)も日中は引き続きよく晴れそうですが、その後は気圧の谷や前線の影響を受けやすくなり、金曜日から週末は度々ぐずつく天気となってきそうです。週末にかけては、まだ気温は高めで連日、日中は22~23度くらいの予想ですが、来週になると晩秋らしい冷え込みとなる見込みで、ここでまた紅葉が一気に進む、とみられます。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)