大規模災害に備えた訓練です。
災害発生時に避難所に必要な物資を届けるためきょう(13日)、山口市と下関市で関係機関が連携しての配送訓練が行われました。
訓練は県北西部の日本海で地震が発生、甚大な被害が発生した下関市では避難者数が想定を超え、市の備蓄で対応できなくなったとの想定で行われました。
県庁では、下関市に支援物資を届けるため職員が「子ども用おむつ」や「生理用品」などを入れたと見立てた段ボール70箱を運送会社の車両に積み込みました。
そして支援物資を乗せた車両は下関市に到着。
9月末時点で38世帯、76人が住む下関市の離島=六連島にとどけるため、下関市の備蓄物資と合わせて陸上自衛隊のヘリコプターや門司海上保安部の巡視艇に支援物資を詰め込みました。
この訓練は2016年に発生した「熊本地震」で各地から集まった支援物資を避難所に配送する際、混乱したことを受け毎年、行われているものです。
今回は、ことし1月の能登半島地震で孤立集落がクローズアップされたことを受け、六連島への物資輸送を訓練しました。
(県総務部危機管理担当 伊田敏章理事)
「災害はいつどこで起きるか分からない状況。山口県も例外ではないので日ごろからこうした訓練を積み重ねてしっかり準備していきたい」
訓練には、県トラック協会や山口県漁協六連島支店なども参加、有事の際の、連携についてあらためて確認を行っていました。
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