山口県上関町で進められている使用済み核燃料の中間貯蔵施設について、中国電力は中間貯蔵施設建設に向けことし4月から行っていたボーリング調査の掘削作業を14日に終了したと発表しました。
中国電力は中間貯蔵施設の建設に向け、2023年8月から立地可能性調査を行っています。
その調査の一つ、ボーリング調査にはことし4月に着手していて、上関町長島の自社用地で全部で11本、一番深いもので300mのボーリングを実施、現地での掘削作業を14日に終了したと発表しました。
今後、活断層の有無など中間貯蔵施設の建設に適地かどうか、採取したコアの分析が進められます。
中国電力は、分析結果に加え、規模や面積など施設の概要も、上関町に示すとしていますが、分析結果と同時に提示するかどうかは未定としています。
上関町の西哲夫町長は立地可能性調査の分析結果が出たあとでも、「最終的な受け入れの是非については議論の時間に1年以上要する」と話しています。