●冬型気圧配置は次第に緩むも これまでに流入した寒気の影響がしばらく続く
●あす19日(火) 時雨模様の天気はおさまるが 昼間でも上着必須の寒さ
●20日(水)は朝の底冷えが一段と厳しい しばらく続く寒さで紅葉シーズンは駆け足に
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前日に寒冷前線が日本付近を通過したあと、西高東低、等圧線が縦じま模様の冬型気圧配置となったことで、きょう18日(月)は冷たい北風とともに寒さが増し、最高気温でも16度前後にとどまった所が多くなりました。
また、寒気の流れ込みに伴って、日本海側ほど細かい雨雲が度々流れ込む、時雨模様の天気にもなりました。まだ冷たい北風と寒気の流れ込みが続いており、今夜も日本海側ほど所々にわか雨があるとともに、さらに空気の冷たさも増してきそうです。
あす19日(火)は、徐々に大陸の高気圧の張り出しが強まることで、等圧線は縦の縞模様が横の縞模様となり、冷たい北風や寒気の流れ込みはおさまってきます。県内は、日本海側も含めて次第に晴れ間が多くなってきそうですが、
これまで流れ込んだ冷たい空気に包まれた状態は続くことで、あす19日(火)は最高気温で15度に届かない、セーター、フリースといった服装が必要になりそうですし、特に、あさって20日(水)の朝は放射冷却による底冷えも厳しく、山間部では最低気温0度くらい…場合により県内今シーズン初の「氷点下」もあるかもしれません。
晩秋から、冬の入り口もうかがう寒さになることを踏まえて、コートなど冬物の服装の準備や、暖房も活用していくなどして、寒さからしっかり身を守っていきましょう。
あす19日(火)は、時雨模様の天気は朝までに、ほぼ収まってくる見込みです。午前中はまだ日本海側ほど雲多めですが、午後ほど次第に晴れ間が多くなってきそうです。しかし空気は一段と冷たさが増し、朝は暖房が必要な、気温1桁の冷え込み、日中も厚手の上着が欠かせない、15度以下の気温にとどまるでしょう。
今週はしばらく晴れ間多い日々ですが、日ざしが届いても晩秋から初冬もうかがう寒さの日々で、特に、20日(水)の朝は、一段と底冷えが強まりそうです。今週末、土曜日は日本海側で一部にわか雨の心配があり、このあとからも、また新たな寒気の流れ込みがあるでしょう。
紅葉は長門峡や東行庵なども見頃となるなど、各地で順調に色付きが進んできています。この先は強い冷え込みの日々のため、シーズンが駆け足となる可能性があるので、タイミングを逃さず楽しんでいきましょう。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)