●あす22日(金)は落ち着いた天気も 週末は冬型気圧配置でグッと寒さ増す
●来週も後半に寒気南下の気配 山間部や峠道の車の運転は そろそろ冬タイヤ装着も検討を
●度々の寒気南下で紅葉が長持ちしない心配も 秋の彩りは早めに楽しんで
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今週は一時的に冬の寒さになったものの、きょう21日(木)は日中の気温が18度前後まで上がった所が多く、秋らしい心地良さが戻りました。しかし、この先もまた秋と冬を行ったり来たり…あす22日(金)は落ち着いた天気ですが、週末は再び等圧線が縦じま模様の冬型気圧配置。そして来週も、低気圧が通り過ぎたあとにまた冬型の兆しがあります。
そして冬型になると北から冷たい空気、寒気が南下して、今週末にまずグッと寒さが増し、その後、いったん北に退くも来週半ばは再び寒気が南下というのを繰り返しそうです。また、南下してくる寒気は標高が高い山間部では雪が降る目安の強さにもなってくる見通しです。
そろそろ県内でも標高が高い山の頂上付近では少し雪が舞うこともあったり、そろそろ山間部では路面凍結に要注意となってきます。
毎年、大体この時期になると、いつ車を冬用タイヤに付け替えたほうが良いか?のお問い合わせを多く頂きますが、山間部や峠道を日常的に車で走行する機会が多い方なら、そろそろ今週末までにでもタイヤ交換をしておくのが良いかと思います。
また、度々の寒気南下で今が見頃の紅葉が長持ちしない心配もあります。秋の彩りは早めに楽しんでいきましょう。
あす22日(金)にかけては、晴れたり曇ったり…午後はスカッと晴れ渡る時間もあり、紅葉狩り日和となりそうです。二十四節気「小雪」ですがまだ雪の兆しはなく、朝は少し冷える所もありますが、日中の気温は16~18度くらいの所が多く昼間は日ざしが心地良いでしょう。
あさって23日(土・祝)は、また冬型の気圧配置になることで、冷たい北風が吹いて再び師走の寒さに…また、日本海側ほど時雨模様のにわか雨もあるでしょう。日曜日は風は落ち着くものの朝の底冷えが一段と強まり、昼間も気温は15度には一歩届かない予想です。週末のお出かけはしっかり冬の装いを心がけて下さい。来週も火曜日、水曜日での低気圧や前線通過の雨のあとから再び寒気が流れ込んで、グッと寒くなってくるとみられます。
紅葉は寂地峡ではピークを過ぎてきましたが、山のふもとの名所でグッと色付きが増している所が多くなっています。来週の雨や寒さで紅葉シーズンは終盤となっていく可能性もあるため、美しい色合いのうちに早めに楽しんでいきましょう。しかし週末のお出かけでは冬の寒さになってくるため、ダウン着用などしっかり暖かくしてお楽しみください。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)