山口労働局は21日、物流の「2024年問題」に対し働き方改革に取り組む企業との意見交換会を開きました。
山口労働局と意見交換したのは医薬品の輸送を行う「光運送」と、その荷主となる武田薬品工業光工場です。
物流の2024年問題では、担い手不足が課題の一つとされています。
意見交換会で光運送は、若者が働きやすい職場にしていこうと福利厚生のプレゼンを実施、リフレッシュ休暇などを導入したことなどを紹介しました。
(光運送 内藤祐也常務)「若い人たちの意見で会社が変わっていくと、若い人たちも自分の言った意見が通るんだなと。」
また荷主となる武田薬品では、これまで運転手が実施していた配送先での積みおろし作業をしなくてすむよう交渉し、労働時間の短縮につなげたということです。
この日は光運送の女性社員によるフォークリフトでの積み込み作業も公開されました。
運転する深石かれんさんは21歳。
「課長補佐」として管理業務もこなしているということです。
(山口労働局・友住弘一郎局長)「ぜひこういった企業の取り組みを広げていって、2024年問題が問題でなくなるような社会にしてきたいと感じている。」
山口労働局では意見交換会の内容をリーフレット化し、各事業者に配布するということです。
この記事の動画はこちらから再生できます