高齢化が進み在宅医療の需要が高まる中、訪問看護の活動を支援する拠点施設が21日に防府市に開設されました。
防府市にある山口県看護研修会館の中に山口県訪問看護総合支援センターが開設されました。
この施設は病気や障害などのある人が住み慣れた自宅や地域で療養生活を送れるように、サービスを提供する訪問看護ステーションの活動を支援する為の拠点施設です。
県看護協会によりますと在宅医療の需要の高まりに伴い、県内の訪問看護ステーションが年々増加する中、そのうちおよそ6割が5人未満の小規模事業所で経営や人材確保などにおいて課題を抱えるところが少なくないといいます。
支援センターでは訪問看護ステーションを対象に運営や経営に関する相談を受け付け、訪問看護師の育成や人材確保などを行います。
(県看護協会 西生 敏代会長)「経営が成り立たずに辞めている事業所もある。全体的に増えているけど辞めているところもある。辞める事業所をなくすという意味でもやっていかないといけないと思っています。」
また、県内の訪問看護職員の数も需要に対して足りていないとしていて、人材確保や育成にも力を入れていきたいとしています。
この記事の動画はこちらから再生できます