災害時に同じ地域の学校に通う児童生徒が連携して避難できるようにときょう(25日)周防大島町で合同避難訓練が行われました。
この訓練は、毎年周防大島町久賀地区にある小中学校と高校が合同で行っていて、きょうはおよそ230人が一斉に避難をしました。
想定は、震度7の地震が発生し大津波警報が発令されるというもので、標高およそ86メートルの高台を目指します。
今回ははじめて中学3年生が低学年の小学生と手をつないで避難するようになっていて、急な坂を上るきつい場面でも小学生の背中を支えたり、声をかけたりして全員で安全迅速に避難できるよう心がけていました。
県の被害想定では南海トラフ地震が発生した場合、周防大島町での最高津波水位は3.7mに達すると予想されています。
(久賀小学校6年生 平島 一橙さん)
「きょうは訓練だったけど、本番はいつくるかわからないので気を付けたい」「中学生がいることで安心して登ることができた」
(周防大島中学校3年生 山崎 究さん)
「はぐれたりしないので安全に避難できたと思う」「小学校低学年の子がこけたりみぞに落ちたりしないように注意しながら行きました」
3校は今後も様々な想定で訓練を続け、同じ地域の学校同士で助け合いながら避難できるようにしていきたいということです。
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