昨年度、県内の小、中、高校で確認された暴力行為の発生件数と、不登校となった児童、生徒数はいずれも過去最多を更新しています。
これは文部科学省が全国の小中高校を対象に行った調査で分かったものです。
このうち暴力行為については小学校520件、中学校344件、高校46件のあわせて910件。
前の年度より85件増加し統計を取り始めた2009年度以降、最も多くなっています。
形態別では「生徒間暴力」が最も多く579件、次いで「対教師暴力」が211件「器物損壊」が106件などとなっています。
また、年間30日以上の欠席、いわゆる不登校となった児童、生徒数は3957人で前の年度と比べて579人増え、こちらも過去最多となっています。
このうち小学校は初めて1000人を超え1284人(+311)。中学校は2286人(+226)、高校は387人(+42)となっています。
このほか「いじめ」の認知件数については小中高校あわせて4247件で前の年度より380件増えています。
いじめの認知率は1000人あたり32.0件で全国数値の57.9件を下回っているものの2018年度以降、4000件前後でほぼ横ばい傾向が続いています。
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