光市の強盗予備事件にも利用されたとみられるいわゆる「闇バイト」への加担などを防ごうと、警察と銀行がタッグを組んで岩国市で注意を呼びかけました。
こちらは、銀行口座の開設をめぐる窓口でのデモンストレーションです。
(行員)
「立ち入ったことをお伺いしますが、SNSで知り合った方から勧誘などは受けられていないでしょうか」
(来店客役)
「SNSで知り合った人から口座を開設してほしいと言われて来たんですが…」
(行員)
「もしかしたら詐欺かもしれないので、警察に相談させていただいてもよろしいでしょうか」
このように、SNSで依頼されて開設した口座が闇バイトなどの犯罪に利用されるケースが後を絶たないということです。
きょう(25日)は岩国署の警察官が広島銀行岩国支店を訪れ、不正利用の口座開設を防ぐ方法などを伝えたほか、行員と一緒にチラシを配り、来店者に注意を呼びかけました。
(岩国警察署 行德祐二生活安全課長)
「『STOP闇バイト』、不正利用口座開設は犯罪になります」
光市で先月(10月)発生した強盗予備事件では、インターネット上の「闇バイト」に応募した関東の中高生3人や、リクルーター役とみられる茨城県の男ら、これまでに合わせて7人が逮捕されています。
(広島銀行岩国支店 美村里美 課長)
「闇バイトに気付かなかったり知らないで巻き込まれる人もいる、それを周知するのが銀行の使命とも思っているので、水際でストップできたらいい」
きょうの啓発活動は広島銀行が警察に依頼して実現したもので、支店の担当者は「警察の指導をもとに声掛けを実践していきたい」としています。
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