文化芸術の創作や保護活動に功績のあった個人・団体が県から表彰されました。
県文化功労賞は1996年度に創設されたものでことしは文化芸術功労として7人、文化財保護功労として個人2人1団体に贈られました。
このうち児童文学作家の村中李衣さんは女性受刑者の絵本の読み聞かせの音声を録音し絵本と共に我が子へ届ける矯正教育プログラムの指導など絵本を通した様々な活動を行っています。
(村中李衣さん)
「人の声を通してこの世界の愛し方をゆっくり伝えるのが絵本の魅力」「コスパもタイパも悪い仕事なんですけど、子どもたちと歩むためにはこの不器用な道が私には似合っていると思い進んでいる」
文化財保護で受賞した長門市のサバ―送り保存会は江戸時代から北浦地域で続く害虫を追い払う行事=サバ―送りで藁人形の作り手確保などを長年担っていることが評価されました
(サバー送り保存会 上田久充会長)
「ワラの確保、作る方の高齢化、送り出す方の高齢化。とにかく絶やさないように努めていく」
この表彰制度が創設されて以来、受賞者は206人の個人、25の団体にのぼるということです。
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