●あす27日(水)は朝鮮半島付近に進む低気圧の影響で 県内付近は等圧線の間隔狭まる
●あす27日(水)は次第に強まる西風に乗って 雨雲が次々流入 風は午後ほど激しさを増して再び暴風警報発表の可能性
●西風に乗って流入する寒気により 金曜日頃にかけて空気の冷たさは「師走並み」続く
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きょう26日(火)の県内は低気圧や前線の通過に伴い、度々の強い雨とともに時折強い突風も伴い、徳佐で11月の観測史上最大となる最大瞬間風速24メートルを観測。そのほか日本海沿岸部中心に20メートル前後の突風を観測しました。
夕方になり雨雲は東に抜けて、雨は小康状態となってきていますが、これで天気回復とはいきません。あす27日(水)は別の低気圧が朝鮮半島付近に進んでくることで、県内付近は等圧線の間隔が狭まり、また西寄りの風が強まってきます。
そして、その風に乗って、あす27日(水)朝から再び県内に雨雲が次々に流れ込みやすくなりそうです。西寄りの風は時間とともに強まっていき、瞬間的に30メートル…風にあおられ転倒することもある、激しい突風のおそれもあり、再び暴風警報が出る可能性が高まっています。
特に警報級の風となる時間は、あす27日(水)昼前~夜にかけてとなる見込みです。海はしけ模様が続きますし、車の運転も急な横風に十分気を付けて、安全第一の心構えを高めて、引き続きお過ごしください。
県内は、今夜は雨は小康状態ですが、あす27日(水)朝から再び頻繁に雨雲が流れ込み、さらに午後ほど西寄りの風の激しさも増してきそうです。雨傘も飛ばされそうな状況になることも想定して、お出かけは慎重な判断をお願いします。気温の上がり方も鈍く、夜ほど一段と風の冷たさも増してくるでしょう。
木曜日、そして金曜日にかけては冬型気圧配置で、さらに上空に流れ込む寒気が強まることでの、気まぐれなにわか雨…時雨模様の天気が続きそうです。日中でも気温は12度前後にとどまる、師走の寒さにもなるでしょう。週末になると冬型は緩み、徐々に落ち着いた空模様が戻ってくる、とみています。
紅葉には厳しい雨風が続くところですが、何とか持ち堪えてくれることを願いたいものです。まずは目先は、再び激しさを増す風に十分気を付けて過ごしましょう。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)