当選金を受け取るには認証手続き費用が必要などとウソの話を信じ、防府市に住む60代の無職の女性が電子マネー利用権約98万円をだましとられる詐欺事件が発生しました。
防府警察署によりますと10月8日、防府市に住む60代の無職の女性のLINEに、見知らぬアカウントから「海外銀行の大還元祭で2等賞4億円が当選した」といったメッセージが届いたということです。
当選金を受けとるには「登録情報確認作業の費用」、「認証手続き費用」などが必要と言われ、女性は10月9日から11月12日までの30数回にわたり、防府市内のコンビニで電子マネーを購入して相手方に伝え、あわせて98万4000円分をだましとられました。
女性は途中、10月26日に一度、警察に届け、詐欺と指摘されたものの、その後も電子マネー利用権を購入していたということです。
警察では、SNSを利用し高額当選を受け取れるといったメッセージは詐欺を疑うよう注意を呼び掛けています。