●日本海沿岸に発表中の暴風警報…今夜遅くでいったん解除も あす27日(木)も再び発表へ
●冬型気圧配置で西寄りの風に乗って強い寒気流入 度々雨雲流入&身体に堪える寒さ続く
●週末になると 冬型は緩み落ち着いた天気が戻るが 空気は冷たいまま
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きょう27日(水)の県内は朝から日本海側沿岸に暴風警報が発表され、夕方にかけても継続中です。このあと夜遅くにかけて警報は続く見通しです。ただし、あす28日(木)日中も再び警報クラスの激しい風が日本海側を中心に見込まれ、なかなか穏やかな天気が戻りません…
きょう27日(水)は朝鮮半島から日本海に進んだ低気圧により、西日本付近は冬型気圧配置となり、西寄りの風が強まってきました。
東シナ海や朝鮮半島の西に寒気の流れ込みに伴うすじ状の雲が現れ、この雲が西風に乗って次々に県内に流れ込んだことで、県内は度々冷たい雨が降る、ぐずつく天気が続きました。
あす28日(木)にかけても引き続き西寄りの風が吹き込みやすい気圧配置で、この風に乗って西日本上空には、山地で雪が降るレベルの強い寒気も流れ込んできそうです。
西寄りの風に乗って、頻繁に雨雲が流れ込みやすい状態は、あす28日(木)も続く見込みで、強い寒気が流れ込む影響で大気の状態が不安定となるため、時折、雷を伴うこともある、とみています。
また、県内では基本的に降るのは冷たい雨ですが、中国山地の標高が高い所では雪が交じる所もあります。車の運転で、標高が高い所に向かう可能性がある、という方は車の冬装備も万全にお願いします。
あす28日(木)にかけても県内は沿岸部中心に西風が強く、この風に乗って頻繁に雨雲が流れ込みそうです。雨傘が飛ばされそうな状況にもなりそうですので、外出は、より安全第一の意識をしっかり高めていきましょう。最高気温は高い所で13度くらいですが、強い風で体感温度が下がり、雨も冷たく感じられ、コートなど冬の装いが必要です。
金曜日も日本海側中心、とエリアは絞られてきますが、引き続き気まぐれな雨が度々降る時雨模様で、傘を持つ手もかじかむ寒さが続きそうです。週末は冬型の気圧配置は緩み、落ち着いた空模様が戻ってきそうですが、空気は冷たいままで、来週にかけても師走らしい寒さが続く日々となるでしょう。
紅葉に厳しい雨風が続きます。何とか、もう少し持ち堪えてほしいところです。
市街地の車の運転など、滑りやすい濡れ落ち葉に、十分ご注意下さい。
（KRY山口放送 気象予報士 山本昇治）