下関市彦島でいけすに入っていた養殖のトラフグおよそ8000匹が死んでいるのが見つかりました。
港内では、大量のイワシが確認されていて海の中の酸素が不足したことが原因ではないかとみられています。
下関市などによりますと今月21日、業者から下関市彦島の港内に設置している「いけす」のトラフグが大量に死んでいると連絡がありました。
いけすに入れられていたのは、競りにかけられるために長崎県や香川県から運ばれてきた養殖トラフグでおよそ8000匹が死んだいう事です。
被害額は2千万円にのぼるとみられています。
こちらは、今月12日に市内吉母の港で撮影した映像です。
大量のイワシがいるのが分かります。
ここでは、イワシを追ってきたヤズやカンパチなどが大量のイワシが入り込んだことによる海の中の酸素不足によって死んでいるのが確認されています。
彦島の港内でも大量のイワシが流入しそれを狙うカモメが集まっています。
港内では、赤潮は発生しておらず養殖のトラフグも、大量のイワシが入り込んだことによる海の中の酸素不足で死んだものとみられています。
業者や県・市は、明日(28日)会議を開き今後の対応などを話し合うという事です。
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