卓越した技能者を国が表彰する、現代の名工に選ばれた下松市の男性が、市長に受賞を報告しました。
現代の名工に選ばれたのは、下松市の日立製作所笠戸事業所に勤務する松岡祝久さん 55歳です。
松岡さんは30年以上に渡って鉄道車両の製造に関わっていて、器具の開発などにより生産効率を高めたことが評価されました。
松岡さんが開発したのは金属の加工を補助する器具。経験の少ない技能者でも効率よく安全に作業できるようになり、車両増産につながったといいます。
(松岡さん)
「列車はひとりで作れないものなので、こういった賞をもっと輩出できる会社にしていくために、後進の育成をして会社に恩返ししていきたい。」
下松市の國井市長は「大変名誉なこと。技術を次へ次へとつなげていってほしい」と受賞をたたえていました。現代の名工には、今年度138人が選ばれていて、山口県内では松岡さん1人です。
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