●冬型気圧配置が週末にかけて強まっていく
●5日(木)~6日(金)にかけては平年並みの寒さ 週末は年末年始並みの寒さに
●日本海側ほど曇りがちの天気続き 時雨模様のにわか雨に雪が交じる可能性も
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今週初めの秋の名残の暖かさから一転、きょう4日(水)の県内は冷たい北寄りの風が吹き、冬らしい寒さとなってきました。低気圧が北日本を通過して、気圧配置が西高東低=冬型になってきたからで、日本海には寒気の流れ込みに伴うすじ状の雲も現れてきました。
そして、この冬型があす5日(木)、あさって6日(金)、そして週末、としばらく続く見込みです。週末ほど縦じまの等圧線が増える…つまり冬型の気圧配置が強まることで、週末に向けて、もう1ランク寒さが厳しくなっていきそうです。
寒さのレベルとしては、あす5日(木)、あさって6日(金)はおおむね平年並みですが、今週末は、最高気温で10度前後止まる見込みで、年末年始の頃に匹敵に寒さになる、と見込まれます。
また、日本海側ほど寒気の影響で曇りがちで、気まぐれなにわか雨、時雨模様のタイミングも度々ありそうですし、その雨が、グッと冷える週末頃は山間部や内陸ほど、量はわずかも、みぞれや雪交じりとなる可能性もあります。まだ雪は降っても積もるほどではないものの、路面凍結の可能性は高まってきますので、車の冬装備などの準備はしっかり進めておきましょう。
あす5日(木)の県内は、上空に流れ込む寒気の影響で、日本海側ほど鉛色の重たい雲が広がりやすい、寒々しい空に。北部や山間部中心に、少しにわか雨…時雨模様の所があるでしょう。気温は、きょう4日(水)と大体同じくらいで、しっかり冬の装いが必要な一日です。
この先、週末頃に一段と冬型の気圧配置が強まることで年末年始並みの寒さとなり、また、時雨模様のにわか雨が、内陸、山間部ほど雪交じりとなる可能性があります。週末は朝晩の冷え込みも一段と強くなるため、車の運転は路面凍結にも気を付けていきましょう。来週初めは晴れ間が多くなりそうですが、師走らしい寒さは続く見込みです。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)