●日本付近は緩いながらも冬型の気圧配置。雲が広がりやすく、曇ったり晴れたりの一日に
●週末は寒気も一層強くなり、山間部や峠道などは路面凍結の心配も出てくるので、車は今のうちに冬用のタイヤに交換を
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昨夜から、気圧の谷による雨雲が日本海から流れ込み、西部や北部を中心にパラパラと雨が降りました。
この時間は、広く雨は止んでいますが、朝のうちは、まだところどころで、にわか雨の心配があると見込んでいます。
きょう12日(木)も日本付近は、等圧線が縦じまの冬型の気圧配置が続く予想です。等圧線の間隔は大きめですが、それでも北からの湿った空気が流れ込み、一日雲が広がりやすくなるでしょう。
この先、冬型の気圧配置は徐々に強まり、上空に流れ込む寒気も一層強くなる見通しです。
週末にかけて日本海側を中心に、にわか雨が発生しやすく、特に寒気が強まる週末は、冷たい雨に雪が交じるところも出てくる予想です。
山間部や峠道などは路面凍結の心配も出てくるので、まだ雪の降っていない今のうちに、車は冬用のタイヤに交換しておくといいでしょう。
県内は曇ったり晴れたりの一日となる予想です。朝のうちは、まだところどころで、にわか雨の心配がありますが、午後は天気の大きな崩れはないと見込んでいます。ただ北風の流れ込みで雲が広がりやすく、日本海側ほど日中も日ざしは控えめになるでしょう。
日中の最高気温は各地12度前後。広くこの時期らしい寒さですが、北風が流れ込むため、空気は冷たく感じられそうです。
あす13日(金)も引き続き、厚い雲が広がりやすく、日本海側ほどにわか雨の心配があります。
週末になると再び冬型の気圧配置が強まり、時雨模様の雨に雪が交じり、標高の高い山では雪化粧になるところも出てくる見込みです。週末は最高気温も1桁に止まり、お正月頃の寒さとなる見通しです。
さらに来週にかけても、この時期らしい寒さが続くでしょう。
(KRY山口放送 気象予報士 秋山幸輝)