去年の大雨で被災した下関市豊北町にあるJR山陰線の「粟野川橋りょう」についてJR西日本は損傷した橋桁の再利用が可能であれば、これまで来年度中としていた復旧時期を前倒し来年中を目指すとしています。
これはJR西日本が会見を開き明らかにしたものです。
粟野川橋りょうは、去年6月末からの大雨の影響で橋脚が傾くなどしJR山陰線の人丸・滝部間は、今も不通となっています。
橋りょうの復旧工事は、今年6月から行われていて、JR西日本によりますと復旧工事は順調に進んでいて現在、橋桁の損傷度合いについて調査を行っているとしています。
橋桁の再利用が可能であればこれまで来年度中としていた復旧時期を前倒し、来年中を目指すとしています。
(JR西日本中国統括本部 広岡研二・広島支社長)
「(不通区間では)代行バスをご利用いただいていて皆さんにご不便をお掛けしている。しっかりと安全に工事を進めながら復旧工事を進めていきたい」
今後は橋脚の新設、橋桁の再架設が行われることになっています。
粟野川橋りょうが被災した当時、粟野川の水位は通常の0.5メートルから6.7メートルまで上昇し粟野川橋りょうでは桁下90センチまで水位が上昇していたとみられています。
このため新しい橋脚については川底部分の補強などもあわせて行うことにしています。
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