建て替えが予定されている防府市の山口県立総合医療センターについて県はおよそ750億円をかけて2030年度に開院を目指すことを明らかにしました。
県議会・環境福祉委員会で執行部が施設の整備基本計画の素案を示しました。
素案では、現在の医療センター近くの敷地11.5ヘクタールに37の診療科・512床の新病院を移転建設するものです。
県環境保健センターを併設して感染症への対応力を強化することやオンライン診療室の新設、一般病棟の全室個室化などが計画されています。
事業費はおよそ750億円2030年度末までの開院を目指すとしています。
(県の担当者)
「救急病棟の新設やICUなど重症系病床の拡充を行い高度専門医療の基幹病院として医療の質の向上を図ります」
県立総合医療センターは県内唯一の第一種感染症指定医療機関で県内医療の中核的な役割を担っていますがいまから41年前の1983年に建設され、県は、土地が狭く、機能強化が課題としています。建て替えによって外来、救急、手術の件数はいずれも増加を見込んでいるということです。
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