うそ電話詐欺などの被害防止に向けて連携します。
山口県警は、犯罪被害の恐れが高いと判断される取引などについて山口銀行と西京銀行と情報を共有することなどで協定を結びました。
今回の協定締結はATMやインターネットバンキングを介して金を振り込み、被害にあうケースが増えより水際での対策が難しくなってきていることなどを背景に県警が金融機関と初めて結ぶものです。
今後はうそ電話詐欺などの被害の恐れが高いと判断される取引や不正な口座の情報共有などより緊密に連携していくことになります。
(西京銀行 水永忠伸取締役)
「金融犯罪の早期発見やさらなる被害の拡大防止に向けての協力という部分でとても重要なステップになると思っている」
(山口銀行 片山丈夫取締役執行役員)
「お客様の資産を守ることは地元金融機関として重要な役割と認識している。信念をもって対応していきたい」
うそ電話詐欺とSNS型投資・ロマンス詐欺をあわせた県内の認知件数は先月(11月)末時点で193件、被害総額は12億1613万円で過去最高となっています。
県警では今後、他の金融機関との協定締結も進めていく方針です。
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