下関市の造船所で建造された捕鯨母船・関鯨丸が初めての航海・操業を終え下関に戻ってきました。
下関に戻ってきたのは、捕鯨母船の関鯨丸とキャッチャーボートの勇新丸です。
今回が初めての操業だった関鯨丸の船団は、今年5月下旬から今月初めにかけて北海道や東北沖で今年から捕獲できるようになったナガスクジラやニタリクジラ・イワシクジラあわせて230頭を捕獲しました。
商業捕鯨で、大型のナガスクジラを捕獲するのはおよそ50年振りです。
下関では、ナガスクジラ10頭分イワシクジラ6頭分の250トンの冷凍肉を陸揚げします。
(共同船舶・所英樹社長)
「予定通り1500トン以上とって帰ってきました。大きなトラブルもく無事母港に帰れてほっとしている」「ナガスクジラの捕獲枠をいただけたのがとでも大きなことだった」
また、クジラ製品を扱う唐戸市場の藤野商店では、ナガスクジラの刺身などが販売されました。
関鯨丸は、冷蔵・冷凍の設備がこれまでの船よりも良くなっているためクジラ肉の品質も向上しているという事です。
(山陽小野田市から来店)
「いつも来るけどおいしそうに見えたから」
(萩から来店)
「この前クジラがあがったニュースを聞いたのでちょっと関心があったので来ましたステーキか竜田揚げにして食べます」
また、下関では、飲食店や宿泊施設で、刺身や竜田揚げなどナガスクジラを使った料理を提供する「ナガス鯨フェア」が17日から始まりました。また、今月21日には、くじら祭りも予定されています。
関鯨丸、次は来年4月に出港します。
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