捕獲したクジラに感謝する初めての「くじら供養祭」が19日、下関市で行われました。
このくじら供養祭は、「下関くじら食文化を守る会」が今回初めて行ったもので関係者およそ100人が出席しました。
そして、守る会の中尾友昭会長が感謝の言葉を述べました。
「クジラさんありかどう」
下関を母港とする捕鯨母船・関鯨丸の船団は、今回の操業で、ナガスクジラやニタリクジラなど230頭を捕獲し下関にも250トンの冷凍肉を陸揚げします。
取扱量日本一のフグ、それに、水揚げ量日本一のアンコウについては、共に、毎年、下関で供養祭が行われていますが、クジラに関しては実施されていませんでした。
(中尾友昭会長)
「関鯨丸が出来て下関が母港になって第1回の入港そういう事もあってフグの供養祭があるアンコウの供養祭がある無いのはクジラの供養祭という事で第1回をしました。地元消費を増やしていく必要がある日本一クジラを消費するまち下関市そういう風になっていただきたい」
また、この日は21日に開かれるくじら祭りでキッチンカーで提供される鯨料理の試食会も行われました。
料理は、ロースト鯨のハンバーガーや下関くじらカツカレーそれに、くじらタコスなど8種類で今回は、その内の3つについて試食が行われました。
(北島洋平副市長)
「クジラの赤身のうま味がうまくでているとてもおいしいです」
くじら祭りは、今月21日の午前10時から海響館横の特設会場で開かれ、はりはり鍋の振る舞いや鯨製品の販売なども行われます。
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