●今夜~あす20日(金)は厳しい底冷えに 県内に今季初の「低温注意報」
●水道管凍結対策は今夜のうちに 車の運転など路面凍結にも注意
●週末も再び冬型気圧配置強まる 冷たい雨から次第に雪舞う所も
==========
きょう19日(木)の県内は、未明から朝にかけて断続的に雪雲や雨雲が流入し、山間部ほど雪が積もり、積雪は、山口市阿東徳佐で午前8時に16センチ、美祢市秋吉台で午前9時に2センチを観測しました。
強い寒気が流れ込む要因だった、等圧線が縦じま模様の冬型の気圧配置は緩み始めていて、きょう19日(木)午後ほど、だいぶ晴れ間が出るまで天気は持ち直してきてきました。ただ、雪が積もるなどして地面がしっかり冷えている中で、今夜からあす20日(金)朝は、晴れるぶん、地面の熱がどんどん上空に逃げる放射冷却の影響が強まり、空気がキンキンに冷えていきます。
あす20日(金)朝の最低気温は、徳佐で氷点下6度、市街地も広く氷点下となるなど、各地で今シーズン一番の冷え込みとなる見込みで、県内には今シーズン初めてとなる「低温注意報」も発表されています。
路面の凍結のほか、強烈に冷える山間部ほど水道管凍結への注意も必要です。今夜、おやすみ前には、水道管の水抜きを行うなどの入念な凍結対策を、お願いします。
なお、あす20日(金)日中は空模様は穏やかですが、週末は、また気圧の谷の通過後に冬型の気圧配置が強まり、風の冷たさが増すとともに、冷たい雨から度々雪も交じるスッキリしない天気となってきそうです。
あす20日(金)朝にかけて、底冷えが一段と厳しくなり、最低気温は徳佐で氷点下6度、豊田や美祢で氷点下4度の予想など、強烈な冷え込みの所が多くなるでしょう。水道管凍結対策は今夜のうちに。そして、車の運転などは路面凍結に十分ご注意下さい。日中は晴れたり曇ったりの落ち着いた空模様で、最高気温は、ほぼ平年並みとなる予想です。
21日(土)は度々冷たい雨が降る天気となり、所々雪が交じることもあるでしょう。その後、再び冬型気圧配置が強まることで、日曜日は北風が強まって寒さが厳しくなるとともに、時折雪が舞う天気にもなりそうです。
週末にかけても朝晩は路面凍結しやすい冷え込みが続くでしょう。
(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)