米軍岩国基地(山口)周辺で22日夕方、未確認のドローンが飛行した疑いがあることが分かりました。基地の滑走路を利用する岩国錦帯橋空港を発着する全日空機にも遅れなどの影響が出ています。
全日空のウェブサイトによりますと、22日午後5時過ぎに東京・羽田空港を離陸した岩国行きの637便は、岩国空港でドローンの飛行が確認されたため、到着地を広島空港に変更し着陸。午後9時過ぎに広島を離陸し、定刻より約3時間遅れて午後10時前に岩国に到着しました。
搭乗客によりますと、飛行中に「岩国空港で未確認のドローンが確認されたと管制から連絡があり、行き先を広島に変更する可能性がある」と機内アナウンスがあり、しばらく岩国上空を旋廻後、広島に向かったということです。
搭乗客の1人は取材に対し、「子どもが小さいので不安だった。お願いだから早く着いてと思っていた」と話しました。
全日空によりますと、岩国空港を発着する3便に遅れが出て、乗客396人に影響が出ました。
小型無人機等飛行禁止法により、岩国基地周辺のドローンの飛行は、原則として禁止されています。
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