22日夜、アメリカ軍岩国基地周辺で正体不明のドローンが飛行したとして、滑走路の運用が一時的に中止されました。
基地の滑走路を利用する岩国錦帯橋空港を発着する全日空の便に遅れなどの影響が出ました。
国土交通省や全日空によりますと、22日午後7時ごろアメリカ軍から「滑走路付近にドローンがいるため、滑走路の使用を中止する」と連絡があったということです。
午後5時過ぎに羽田空港を離陸した岩国行きの全日空便は岩国上空で待機後、到着地を広島空港に変更して着陸。
午後8時ごろに岩国空港の滑走路の運用が再開されたため、燃料を補充して広島空港を離陸し、定刻よりおよそ3時間遅れて岩国に到着しました。
(搭乗客は)「羽田を離陸してもうちょっとで岩国というところで、『未確認ドローンがいると管制から連絡があり、もしかしたら広島空港に降りるかもしれません』というアナウンスが流れた。お願いだから早く着いてと思っていました。」
全日空によりますと、22日に岩国空港を発着する2便に遅れが出て、乗客246人に影響が出ました。
23日は朝から通常通り運航しています。
小型無人機等飛行禁止法により、岩国基地周辺のドローンの飛行は原則として禁止されています。
警察はドローンが飛行していたのかなどを調べています。
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