10日朝は強烈な冷え込みが予想されていまして水道管の凍結や破損に十分な注意が必要です。
周南市上下水道局に凍結の防止や対処法などについて聞きました。
大切な生活用水を供給する水道管。
一般的に外気温がマイナス4℃以下となると中の水が凍って凍結…さらには破損する恐れがあるとされています。
4年前の1月、県内を襲った大寒波。
周南市では水道管の凍結や破損などの問い合わせがおよそ1600件あり中には修理して水が出るまで1週間かかった家もあったということです。
どうすれば、水道管の凍結を防げるのか?
(周南市上下水道局 中谷健人さん)
「水道管の露出管風当たりの強いところ日が当たりにくいところは凍りやすくなっている」
むき出しになっている蛇口についてはタオルなどの布をしっかりと巻き付け保温することが効果的だといいます。
(周南市上下水道局 中谷健人さん)
「このままでは雪が降った時にタオルに水分が含まれてしまうのでさらに凍結する恐れがあるのでそういう時はビニール袋を上からかぶせる」
最後にビニール袋が風で飛ばないようひもやガムテープなどで固定すると完成です。
水道管の凍結対策はこれで終わりではありません。
忘れてはいけないのがメーターボックスの中。
(周南市上下水道局 中谷健人さん)
「ボックスを開けると空洞になっていますのでタオルとかで埋めることで凍結対策になりますね」
ビニール袋に入れた布や発泡スチロールなどでメーターボックスの隙間を埋め凍結を防ぎます。
そして、最も効果的だというのがこの方法。
(周南市上下水道局 中谷健人さん)
「蛇口から少量の水を出していただくことが一番」
「鉛筆の芯ぐらいの太さで出してもらえれば」
ただ、ひたすらに水を流す!
家の蛇口どれか1つから水を少しずつ出すことで水が常に動くため凍りにくくなるということです。
(周南市上下水道局 中谷健人さん)
「一晩だしていただいても(周南市では)大体100~200円ぐらい修理等の費用考えると安い方だと思います」
それでも、水道管が凍ってしまった場合は・・・
(周南市上下水道局 中谷健人さん)
「凍った部分にタオルをかぶせてそこに40℃程度のぬるま湯をゆっくりとかけてください」
熱湯をそのままかけると水道管を破損させる恐れがあるといいます。
それでも溶けない場合は自然に解凍されるのを待つことを推奨しています。
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