●寒さの余韻が残り、週末も朝は水道管凍結のおそれがある凍えるような寒さに
●雪解け水が再び凍結し、一層路面が滑りやすくなるおそれ。車は安全第一、スピード控えめの運転を
●あさって12日(日)は雪が降っても、山間部でうっすら、市街地はほとんど積もらない見通し
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今シーズン一番の寒気の流れ込みにより、今朝は各地で大雪となりました。
朝のうちで雪の峠は越えましたが、寒さの余韻はまだしばらく続きそうです。
この週末も朝は広く氷点下の冷え込みで、内陸や山間部ほど水道管凍結のおそれがある、凍えるような寒さが続く予想です。日中の最高気温も6~7度前後に止まり、厳しい寒さとなりそうです。
週末にかけて寒さの余韻が残るため、雪解け水が再び凍結するおそれもあります。
特にこれから気を付けたいのは、路面の凸凹が多く、ハンドルを取られやすいシャーベット路面や、
「ブラックアイスバーン」という雪解けの濡れた路面に見えて、実はスケートリンクのように凍結して、滑りやすくなる現象です。このブラックアイスバーンは、地面の熱が伝わりにくい橋の上や、トンネル出入り口や日陰の道路で特に起こりやすくなります。
目に見える雪の状況に惑わされず、安全第一、スピード控えめの運転を引き続き心がけていきましょう。
あす11日(土)は瀬戸内側ほど日ざしが届きますが、
あさって12日(日)は気圧の谷の影響で、朝から天気がぐずつきやすく、空気も冷たいので雨または雪の降るタイミングも出てくる見込みです。
あす11日(土)の夕方~あさって12日(日)の夕方までの24時間降雪量は多い所で、
山地で10センチ、平地で3センチの予想です。
山間部でうっすら雪化粧、市街地ではほとんど積もらないと見込んでいますが
冷たい雨や雪に濡れて身体を冷やさないよう、体調管理もしっかり気をつけていきましょう
あす11日(土)は、冬型の気圧配置で、日本海側では一日雲が目立ちますが、瀬戸内側ほど日差しがしっかり届くでしょう。あす土曜日は、高気圧の張り出しが強まり、瀬戸内側ほど日中は日差しがしっかり届くでしょう。
夜になると気圧の谷の接近により、少しずつ厚い雲が広がりますが、雨や雪の降る心配はないと見込んでいます。
上空の寒気の余韻が残り、朝の最低気温は広く0度を下回る予想です。
特に山間部や内陸では、引き続き凍えるような寒さとなるでしょう。
あさって12日(日)は、気圧の谷がさらに県内に接近するため、朝から天気が崩れる見込みで、冷たい雨や雪が降るでしょう。雪は市街地で積もる心配はなく、山間部で雪化粧程度と見ていますが、路面の凍結には一層注意が必要です。
朝は内陸や山間部を中心に氷点下の冷え込み、日中の最高気温も6度前後に止まるため、一日厳しい寒さが続く予想です。
3連休最終日の来週13日(月)は、朝からすっきりと晴れる予想です。一日天気は穏やかで、ようやく寒さも和らぐ見込みです。
週半ばにかけて再び上空の寒気が強まり、雲が広がりやすく、15日(水)は雨や雪の降りやすい空模様になりそうです。
週後半にかけて再び朝の底冷えが強まるため、来週は天気や冷え込みが小刻みに変化するような一週間となる見通しです。
(KRY山口放送 気象予報士 秋山幸輝)