●今朝にかけて県内は広く積雪や路面凍結 滑りやすい足元に十分注意
●強烈寒波は峠を越える 10日(金)日中は雪は舞っても積雪急増の心配はない見込み
●極寒はしばらく続く 10日(金)日中でも冷蔵庫並みの寒さ 11日(土)朝も再び厳しい冷え込み
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
この冬一番の強烈寒波が夜中にピークを迎え、県内は活発な雪雲が次々に流れ込みました。今朝にかけても日本海側ほど雪雲流入が続いています。
山間部ほど、長靴が埋まるくらいに雪深くなった所もある、とみられ、徳佐は午前6時で積雪22センチ、また、市街地でも広く積雪し、下関で午前3時に4センチ、山口市中心部も午前6時で2センチの積雪を観測したほか、瀬戸内側の沿岸部近くにも雪化粧のエリアが広がってきている状況です。
さらに今朝は強烈に冷え込み、気温は山間部は氷点下5度以下、沿岸部でも氷点下3度前後で広い範囲で路面の凍結も心配な状況です。通勤通学時間帯は普段から車の往来が多い所などの交通への乱れなども考えて、外出の際は、より慎重な心構えや時間に十分ゆとりを持った行動を心がけて頂きたいと思います。
雪や厳しい寒さをもたらした、上空の強い寒気もピークは越えつつあります。等圧線が縦縞模様の冬型気圧配置は、きょう10日(金)日中以降は徐々に緩む見込みです。
きょう10日(金)の県内は、このあとは積雪が急に増える心配まではありませんが、昼頃までは度々雪が舞いやすい見通しです。瀬戸内側では晴れ間もあるでしょう。
きょう10日(金)は最高気温でも上がって5度くらいにとどまる、冷蔵庫並みの凍える寒さ…昼間でも部分的に路面凍結が続く心配もあります。車の運転など慎重にお願いします。
強烈寒波の余韻は週末にかけても続きます。
あす11日(土)も朝の冷え込みが強烈で、路面凍結のほか、水道管凍結も十分注意が必要です。日曜日は気圧の谷の影響で天気がぐずつきそうですが、まだ空気が冷えたままの中で、冷たい雨に雪が交じる時間もある、とみています。
月曜日の祝日は穏やかな天気で、ようやく寒さは少し和らぐ傾向となっていく見通しです。
（KRY山口放送 気象予報士 山本昇治）