中国電力の中川賢剛社長は、上関町で立地可能性調査を進める使用済み核燃料の中間貯蔵施設について「最終処分場とは全く異なるもの」と改めて話しました。
中国電力の中川賢剛社長は新年のあいさつとして村岡知事を訪問し、およそ15分、非公開で面会しました。
中川社長によると、上関原発や中間貯蔵施設について具体的な話は出なかったということです。
上関町周辺の自治体では、再処理工場の相次ぐ工期延期をはじめとした核燃料サイクルの不透明感から「中間貯蔵施設が最終処分場になるのではないか」 といった不安の声が出ています。
これについて面会を終えた中川社長は次のように話しました。
中国電力・中川賢剛社長
「中間貯蔵施設と最終処分場は全く異なるもので、ずっと置いておくということはありえないと考えております」「皆さんの不安を払拭できるよう丁寧に説明してまいりたい」
また、村岡知事が以前「原発と、別の所の使用済み核燃料が同時に存在するのは日本中、どこにもなく負担としては過大」と発言していることについて中川社長は、「現時点、それに対して方向性というものはないがしっかり、これから考えていきたい」と述べるにとどまりました。
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