周防大島町で進むデジタル技術を活用した新たな医療や観光振興の取り組みを村岡知事が視察しました。
村岡知事は、周防大島の町立病院に足を運び、実証試験が行われているオンライン診察を視察しました。
(診察)
「血圧が高いみたいですけども?うん、ちょっといま高いんですよ。緊張してるから?」
周防大島町は人口1万3000人あまりで、高齢化率は55.5%。
自分では病院に足を運べない人も多く、先月からオンライン診察を行う専用車両で慢性疾患患者の診察や、妊婦の検診などを行っています。
村岡知事は、病院での診察側だけではなく診察を受ける患者側の双方を視察しました。
(患者は)
「私は足が悪いからね、シニアカーで出るんですよ」
この車両では先月から15人が受診しているほかスマートフォン教室、マイナカードの申請手続きなども行われているということです。
(村岡知事)
「地方は高齢化も進み、人が減っていく中でサービスを維持するのが難しいけども、デジタルによって代替、もっと良いサービスができるようになる」「ここにしっかりチャレンジしないといけない」
また観光の閑散期となる冬でも周防大島を楽しめるようにとデジタル技術を活用して民俗学者=宮本常一が撮影した写真と現在の風景を見比べる観光コンテンツも今月18日からスタートするということです。
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