将来、発生が予測されている南海トラフ巨大地震を想定した大規模な訓練が岩国基地などで行われました。
陸上自衛隊の防災訓練「南海レスキュー」は毎年行われていますが、アメリカ軍との大規模な合同実施は初めてとなります。
岩国基地の港湾施設に衛生用品や食品を積んだ海上自衛隊の船が入ると、日米の隊員が協力して荷下ろしに当たりました。
また、南海トラフ地震で大きな被害が想定される四国にこれらの物資を届けるため、陸上自衛隊の輸送機オスプレイが展開。
陸上自衛隊とアメリカ海兵隊の隊員が物資とともに乗り込むと、オスプレイは岩国基地を離陸して徳島県の基地に向かいました。
(陸上自衛隊第13旅団・今村武 旅団長)
「米軍の持つ大きな力は災害対応においても非常に有意義と思う。岩国の米海兵隊と(陸自)13旅団が共同して災害対処の訓練を行っておくことは極めて重要」
また、日米共同使用の運動施設「愛宕スポーツコンプレックス」では、陸上自衛隊とアメリカ軍が避難所の開設や運営の手順を確認しました。
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