原発建設や使用済み核燃料の中間貯蔵施設建設に反対するデモが上関町の祝島で行われました。
コロナ禍で定期的なデモは中止されていましたが、今回、5年ぶりに再開しました。
18日、午後6時前。
祝島の一角に鉢巻をまいた人たちが集まってきました。
「原発はんたーい。えいえいおー。」
祝島は上関原発の建設予定地の対岸およそ4キロにある離島で、1982年の計画浮上当初から反対運動の中心となってきました。
計画浮上後、祝島では月曜日の夜を中心に計画反対を訴えるデモが1300回以上開催されてきました。
しかし、2020年、コロナ禍を受けデモは中止に…。
今回、島民は反対の意思をお互い確認しあうため、そして、おととし、中間貯蔵施設の建設計画が浮上したことを受け、5年ぶりに定期的なデモを再開することになりました。
今後は第1、第3土曜日の夜にデモを行います。
(参加者は)「こんなきれいな海を汚しちゃどうもならん。金じゃ買われんのよこういう海は。」
18日はおよそ30人が参加。
およそ30分間、海沿いを練り歩きました。
(上関原発を建てさせない祝島島民の会 木村力代表)「この活動がみんなの気持ちをまとめるという一面と、頑張ってきてくれた人を思い起こす場面もときどき歩いていると浮かんでくると思います。島民の会は白紙撤回を求めています。中間貯蔵もですけど原発の白紙撤回。それが一つ大きなゴールです。」
デモの最後にはガンバローコールで団結を誓いあいました。
この記事の動画はこちらから再生できます