周防大島町で12月、児童を乗せたバスが接触事故を起こしたにも関わらず、警察に通報せずに運行を続けていたことが分かりました。
町の教育委員会によりますと、12月18日、東和小学校の児童8人を乗せたバスがガードレールやカーブミラー、郵便ポストなどに接触する事故を起こしました。
運転手は警察に通報せず運行を続けおよそ500m先のバス停で停車。
自動ドアが開かず、児童6人が「恐怖を感じた」とし窓から飛び降り、2人が軽いけがをしました。
接触事故により他の児童3人も軽い打撲を負っていて、合わせて5人がけがをしています。
(事故現場付近の住民は)「子どもが泣きながら帰ってきて、お母さんに事故のことを話した(と聞いた)。」
このバスは町が委託するタクシー会社が運行するスクールバス兼路線バスで、運転していた70代の男性は「最初の接触でパニックになった。ドライバーの責任として児童を最寄りのバス停に帰す必要があると思った」などと話しているということです。
利用する児童を安心させるためとして、事故のあった下校便では現在、町教委の職員か学校の教職員が一緒に乗る措置を続けています。
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