累計100万部を超えるガイドブック「地球の歩き方」の国内シリーズで、「山口市」が制作されることになりました。
制作の決定は山口市の伊藤市長と学研ホールディングスのグループ会社・地球の歩き方が合同で発表。
去年、ニューヨークタイムズで「行くべき場所」に選ばれ、インバウンド需要が期待されながらもまだ知名度が高くない「山口市」を扱いたいとして制作側が提案しました。
(山口市 伊藤和貴市長)「私も新婚旅行のときは1冊携えて行った記憶がありますので、嬉しいなという思いがあります。あの・・・ハワイです。」
多くの人に親しまれているガイドブック「地球の歩き方」。
1979年に創刊され、世界およそ160の国と地域のグルメや観光などを紹介していて、国内シリーズでは日本編のほか、都道府県や広域版16種類を発行。
「市」単独の発行は北九州市、横浜市につづいて3番目です。
書店からは驚きの声が。
(明屋書店MEGA大内店佐藤 秀志店長)「ちょっと…予想外…。ニューヨークタイムズで紹介されたことを大きく展開して、ポップとか地図を作って大きい特設コーナーで。「本のタワー」みたいに作りたいと思います」
発売はことし10月予定で、256ページを想定。
すでに市内の大学生らへのリサーチが進められていて、今後は10人ほどのチームで現地取材が行われます。
(地球の歩き方 由良 暁世編集長)「かなりディープな内容にできるつくりになるかなと思いますので、たくさんの地元の方のお話を聞いて。できれば登場していただきたいと思っておりますので。市民の皆さんのご協力をいただきたいと思っております。」
気になる表紙はまだ決まっておらず、現在「地球の歩き方」のホームページで表紙にしたいイラスト案やご当地ネタを募集しています。