Infoseek 楽天

「海外の浸透を加速させるため」 岩国市の酒造会社・旭酒造は6月から社名を「獺祭」に変更

KRY山口放送 2025年1月24日 6時18分

「獺祭」で知られ岩国市の酒造会社「旭酒造」は23日、会見を開き社名を「獺祭」に変更すると発表しました。

(桜井一宏社長)「2025年の6月1日から私たちの会社名を株式会社獺祭に変更いたします。世界の獺祭を目指したい。」

東京で開いた会見で桜井一宏社長は、社名をブランド名と同じ「獺祭」に変更すると発表しました。

旭酒造は1948年に岩国市周東町で創業しました。

純米大吟醸酒「獺祭」はいまから35年前に販売開始。

1992年には酒米を77%削る、当時としては精米歩合日本一の「獺祭 磨き2割3分」を発表し人気を不動のものとしました。

2023年にはアメリカニューヨークで酒蔵を建設し、海外への販路拡大を進めています。

昨年度の売り上げは195億円で、そのうち45%が輸出によるものだということです。

今回の社名変更には「海外の浸透を加速させるためブランドの認知を強化」という狙いがあるということです。

(桜井一宏社長)「アサヒ●●という名前ってたくさん世の中にありますよね。あなたの会社何?と言われて旭酒造ですというと、いろんなブランド持っているのねとなっていく。それは私たちにとって良くないということで、今回愛着のある名前ですが変更すると決めた。」

今後、目指す売り上げは1000億円。うち300億円が国内、700億円が海外だということです。

旭酒造では年内に岩国市に最高酒のみを製造する新たな酒蔵を着工する予定で、完成は2028年春を目指すということです。

また3月のアカデミー賞の授賞式では、日本酒としては初めて「獺祭」を振る舞う予定だということです。

この記事の動画はこちらから再生できます

この記事の関連ニュース