●この週末は広く雨、あす2月1日(土)の夜は一時本降りとなり、雨足が強まるところも
●来週は強烈寒波が襲来!5日(水)をピークに、平地や沿岸部も含めて警報級の大雪となるおそれ
●予定の柔軟な変更や、食料、暖房の灯油などの備蓄を進めて、大雪に対する心構えを高めていきましょう
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きのう30日(木)、きょう31日(金)と穏やかな空模様が続いていましたが、この週末は天気が崩れる予想です。
あす2月1日(土)は低気圧や前線の接近により、県内は昼頃から広く雨、山間部では雨に雪が交じるところもありそうです。夜になると一時本降りとなり、少々雨足が強まる見込みです。
その後、低気圧や前線は次第に東へ抜けていくため、あさって2日(日)の明け方には、この雨も止んでくる予想です。
雨が落ち着いた…と思いきや、今度は強烈な寒波が襲来します。
来週は非常に強い冬型の気圧配置となり、4日(火)から県内には平地で大雪の目安となる、非常に強い寒気が流れ込み、さらに、この寒気が週の後半にかけて、長く居座り続ける見通しです。
このため県内は、来週5日(水)をピークに強い風を伴う、暴風雪となるおそれ。
山間部だけなく、平地や沿岸部も含めて警報級の大雪となるおそれがあります。
この強烈寒波を前に、今週末のうちに意識しておきたい備えのポイントをまとめました。
来週は積雪や、路面の凍結により、交通機関や流通への影響も心配されます。
予定の柔軟な変更や、食料、暖房の灯油などの備蓄を進めるといいでしょう。
また凍り付くような冷え込みで、水道管が凍結する可能性もあります。
水道管の元栓を閉めて、水抜きを行うなど、凍結対策の手順を再確認しておきましょう。
あす2月1日(土)の午前中は、やや厚い雲の目立つ空模様となるでしょう。低気圧や前線の接近に伴い、昼頃から広い範囲で雨、山間部では雨に雪が交じるところもあるでしょう。夜は一時本降りとなり、雨足が強まる予想です。
最低気温は2度前後と、今朝よりも冷え込みは和らぐところが多くなりそうです。
気温の上がり方は鈍く、日中の最高気温は各地9度前後の予想。冷たい雨に濡れて身体を冷やさないよう、ご注意下さい。
あさって2日(日)は、低気圧や前線が徐々に東へと抜けていくため、明け方に雨は止むと見込んでいます。ただ、その後もあまり晴れ間は期待できず、厚い雲が目立つため、1日どんよりとした空模様となりそうです。
最低気温は5度前後と、この時期にしては寒さは控えめ。
日中の最高気温も10度を超えるところが多くなりますが、冷たい風が吹き、空気は冷たく感じられそうです。
週明けの3日(月)は二十四節気の「立春」を迎えますが、日本付近は徐々に強い冬型の気圧配置となり、強烈な寒波が襲来する見込みです。
特に来週4日(火)から6日(木)にかけて、市街地でも、雪を伴う暴風や大雪に警戒が必要です。
凍えるような寒さも、週の後半にかけて続き、長丁場の強烈寒波となる可能性もあります。
この週末のうちに、大雪に対する心構えはしっかり高めていきましょう。
(KRY山口放送 気象予報士 秋山幸輝)