2023年、美祢市の中国道で乗用車がガードレールなどに衝突し乗っていた大学生が死亡した事故で、警察が乗用車を運転していた当時大学生の男を危険運転致死の疑いで書類送検していたことがわかりました。
危険運転致死の疑いで書類送検されたのは、事故当時大学生で福岡県福岡市東区に住む22歳の男です。
この事故は2023年2月、美祢市伊佐町の中国自動車道下りで、男が同乗者2人を乗せて運転していた乗用車が左手のガードレールや中央分離帯に衝突。
後部座席に乗っていた大分県大分市の当時20歳の大学生の男性が車外に投げ出されたのち、後続車両にひかれ死亡したものです。
警察は事故の後、男から任意で話を聞くなど捜査を進め、事故から2年近く経った2024年12月、男が故意に危険な運転をしていたとして、危険運転致死の疑いで山口地検に書類送検していたことがわかりました。
警察によりますと現場は片側2車線の右カーブで当時は雨で滑りやすい状況でしたが、男は制限速度の80キロを超えた進行を制御するのが困難な高速度で乗用車を運転していたということです。
警察は、任意事件のため男の認否を明らかにしていません。