●今夜遅くにかけて雪、そして風の勢いも、激しさを増す予想です。横殴りの雪による急な視界不良や、高波には警戒を
●雪や風のピークは今夜遅くですが、あす8日(土)の夕方ごろまでは、大雪に心配な状況が続く見込み
●強烈な冷え込みで、市街地も路面が凍結するおそれ。車の運転は慎重に
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きょう7日(金)は、県内に次々と雪雲が流れ込み、沿岸部を中心に雪を伴う暴風、最大瞬間風速は20メートルを超えた所もあり、また市街地や沿岸部でも断続的に雪が降りました。
夕方にかけても度々雪雲流れ込み、県内の雪と風の勢いは、これからピークに差し掛かろうとしています。
現在、沿岸部を中心に、暴風雪警報と波浪警報が発表されています。
今夜遅くにかけて雪、そして風の勢いも、さらに激しさを増す予想です。横殴りの雪による急な視界不良や、高波には警戒が必要です。
今後の雪の予想です。
この先、山間部だけでなく、市街地や沿岸部でも、今よりも一層雪の積もるおそれがあります。
あす8日(土)の日中になると、今夜よりも雪の勢いは多少弱まるものの、あす8日(土)の夕方ごろまでは、大雪に心配な状況が続く予想です。
あす8日(土)にかけての路面の注意ポイントです。
引き続き、凍結やシャーベット状の路面には注意が必要です。
そして道路の雪が解けているように見えていても、実は凍結して非常に滑りやすい、ブラックアイスバーンも発生しやすくなります。
また、雪を乗せたまま車を運転すると、急にフロントガラスに雪が落ちて、視界が遮られる危険があります。車を動かす時は、屋根の雪は必ず落とすようにしてください。
あす8日(土)も断続的に雪が降る予想です。日中にかけて徐々に雪の勢いは弱まりますが、夕方ごろまでは大雪に心配な状況が続く見込みです。
これまでの積雪により、市街地や沿岸部でも路面が滑りやすくなっています。車の運転は慎重に行って下さい。
また朝晩の冷え込みが強く、日中も凍える寒さが続く予想です。寒さの対策もしっかり行っていきましょう。
あさって9日(日)は、少しずつ冬型の気圧配置が緩みだし、瀬戸内側では晴れ間も期待できるでしょう。
日本海側は山間部を中心に、時折雪の舞う時間もありますが、新たに積もる心配はなさそうです。
朝の底冷えは一層強く、市街地でも水道管凍結のおそれがあります。凍結対策も入念に行って下さい。
週明けの10日(月)は、高気圧の張り出しが強まり、しっかりと晴れ間が出てくる見込みです。
低気圧の接近により、週半ばで広く天気は崩れますが、また週末にかけて日ざしが届く予想です。
来週初めは氷点下の冷え込みとなりますが、日中は2桁台の気温となり、この時期にしては暖かい日が続く見通し。
気温の上昇とともに、スギ花粉の飛散も多くなるため、症状が気になる方は早めに対策を行っていきましょう。
(KRY山口放送 気象予報士 秋山幸輝)