山口市の県農業試験場跡地の利用検討が住民不在のまま進められているとして、住民団体が市と県に対し諮問機関で審議を行うよう申し入れました。
山口市と県に申し入れたのは、山口市の住民団体の代表ら3人です。
山口市大内氷上の県農業試験場跡地は、18.7ヘクタールあり県と山口市の幹部でつくる検討協議会がその活用方法の協議を続けていて、「未来のまち」をコンセプトに、集合住宅や飲食店・カフェ、地域交流センターなど4つのゾーンを設けるとしています。
これに対し団体は、環境保全型の農業公園の整備を提案した上で、市民が主体的にまちづくりに参加できる体制が必要として、新たな諮問機関を設置して審議するよう求めました。
市の担当者は「諮問機関設置の考えはない」と回答しました。
市と県の検討協議会は来週、11か月ぶりに開催される予定で、基本計画の素案を示すとしています。
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